私は子供の頃から
言いたい事があっても
素直に言う事が出来ませんでした。
それは母親に対してだけでなく
父に対しても
妹に対しても。
そして、主人に対しても。
何度も「言おう」
「今日は言うぞ」
そう思っても、鎖骨の下辺りが重くなり
どうしても言葉を発することが出来なくなってしまいます。
最近も、主人と本音で話そう
何度もそう思っても
どうしても話をきりだす事が出来ず
毎回苦しくなり
何も伝えられないまま
時間ばかり過ぎてしまいます。
前回のヒプノセラピーで
お金のブロック解除から
私は、人を信用、信頼しない事が分かりました。
人を信用、信頼していないので
全て自分で行い
人を頼る事をせず
他人をコントロールして
思い通りに事を運ばせる。
そういう人生を作り出していました。
あ～あれもそう。
あ～これもそう。
思い当たる節がどんどん出てきました。
今回のヒプノセラピーでは
前回の事も含めて
言いたい事が言えない
その根本原因を見つけたいと
セラピストさんにお願いをしました。
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まず最初に飛んだのは
私が留学していた時。
カンヌの旧市街の丘の上でした。
城壁に腰をかけ
遠くに見える海を見つめていました。
ここでのやり取りを
今、はっきりと思い出せなくなりましたが
セラピストさんから
「当時の私に向かって何か言ってあげて」
と言われたんですが、
何を言ってあげたらいいのか
全く分からず
言葉が出てきませんでした。
「言いたい事を言ってもいいんだよ。
人を信用してもいいんだよ。
人を頼ってもいいんだよ。
と言ってあげて」
セラピストさんの誘導で
何とか、留学時代の自分に
伝えることが出来ました。
次は
主人と初めて出会った場面に行きました。
私は当時の主人に対して
何を言ったらいいのか
ここでも言葉がなかなか見つからず
無言になってしまいました。
セラピストさんから
「何でもいいから、言いたい事を言ってもいいんだよ」
と言われたましたが
全く言葉が出てきませんでした。
そしてしばらく考え込み、
沈黙が続いてしまいました。
セラピストさんが再び誘導してくださり
やっと
「私はあなたのお母さんじゃない」
と言う言葉が出てきました。
やっとです。
そして、男として大黒柱になるつもりはないのかも聞きました。
主人からの答えは
「自分はアーティストだから」
何度も聞いたセリフです。
つまりお金のために働きたくない、です。
娘や家族のことより
自分が大事、という事の証拠。
セラピストさんからは
「こう言われたから、自分から諦める癖がついたんだね」
そう言われました。
すごく腑に落ちました。
あ〜、この人に頼るのは無理なんだな。
頑固だから何を言っても無駄なんだな。
そう意識した瞬間を思い出しました。
でもここで私は主人に対して
娘のこと、家族のことを考えて
一緒に向き合って欲しいと
自分の気持ちを伝えました。
当時の主人は
「分かった」
と言ってくれました。
セラピストさんは
「良かった」
と仰ってくれましたが
根本原因である所には
まだ、たどり着く事が出来ませんでした。
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子供時代に我が家で起きた事...
父の経営する店の従業員が
お金を全て持ち逃げした事件。
これがきっかけで
私は人を信用しなくなりました。
子供時代を思い出すと
テレビで誘拐事件のニュースが流れると
よく母は
「知ってる人でも、勝手について行っちゃダメだからね｣
と、何度も何度も同じ事を言いました。
心配しての事だとは思いますが
これってかなりの洗脳だと
今なら理解できます。
きっと母のこの口癖も、
私が人を信用しなくなった要因の
一つになっているのかもしれません。
その結果、私は自分でコントロールできる相手を
選ぶようになってしまいました。
つまり
主人のことは、コントロールできる相手
自分の言いなりになってくれる人。
だから
結婚相手に選んだ。
と、セラピストさんから教えてもらいました。
子供時代に植え付けられた潜在意識は
良くも悪くも
こんなにも強力なんだと実感しました。
小手先のセラピーやカウンセリングなどでは
到底解決出来ないんだと
今回のヒプノセラピーで
良～く分かりました。
今回のヒプノセラピーのつづきは
次回に...
